乳がん・子宮がんについて

乳がん

乳がんは日本人女性が一番多く罹るがんです。15人に1人罹るといわれています。又若い世代の罹患率が高く、40代をピークに50代、60代に多いがんです。30代の方もかなりあります。

乳がんは早期発見すれば、ほぼ100%完治します。ところが数年経って進行がんになると生存率は30%になり、放置すると怖いがんです。早期発見のためには、定期的な検診を行うことです。行政から配布されるクーポン券を利用して受けるようにしてください。任意でご自由に受けることも、もちろん可能です。(※詳しくは乳がん検診・婦人科検診のページをご覧下さい。)

マンモグラフィー
マンモグラフィー
超音波
超音波
子宮がん
子宮図

子宮がんの罹患率は乳がんほどではありませんが、女性の罹るがんのうち5番目に多いがんです。

子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあります。

子宮頸がんは、その原因がはっきりしており、HPVというウイルスの感染によって起きます。 HPVウイルスの感染は性交渉によって移ります。このウイルスには全女性の80%の方が感染していますが、感染している方の数%に子宮頸がんが発生するのです。近年子宮頸がんは20代の若年層の罹患が増えています。子宮頸がんの症状は性器出血で、特に性交時の接触出血は要注意です。

子宮体がんは子宮の奥に発生するがんです。こちらはウイルスとは関係なく、原因はわかっていません。どちらかというと高年層に多く、閉経後の性器出血があったら受診してください。

子宮頸がんは行政のクーポン券を利用してください。子宮体がんは症状のある場合は保険診療になります。

乳がん、子宮がんともに初期症状はほとんどありません。症状に気づいたときは進行していることが多いのです。早期発見のためには定期検診を受けることが重要です。少なくとも2年に1回、できれば1年に1回の検診を受けましょう。